「To the Manor Born」はイギリスBBCのシットコム(1979年~1981年放送)。古き良きイギリスのコメディです。
貴族階級のオードリー・フォーブス=ハミルトンが、夫の死と経済的な事情から代々受け継いできたマナーハウス(屋敷)を泣く泣く手放し、その屋敷を購入した実業家リチャード・デ・ヴィアとのユーモラスな関係が描かれます。ペネロペ・キースとリチャード・ボウルズの掛け合いは品格のあるコメディ・ロマンスとして高く評価されています。イギリスコメディの黄金期を代表する作品の一つで上品で穏やかなコメディです。
BBCが2003年から2004年にかけて行った「英国ベスト・シットコム」投票では、全100作品中第23位に選ばれています。
オードリーの貴族らしいスノッブな態度やエリート主義もチラホラ垣間見えますが、それが彼女の魅力。私はこのシットコムをリアルタイムで観たわけではありませんが、全エピソードをDVDで楽しめることが嬉しい限りです。25年後の2007年には「結婚25周年記念スペシャル」が放送されました。主要キャストのペネロペ・キース、アンジェラ・ソーン、ピーター・ボウルズが年月を経ても変わらないキャラクターで感動しました。
オープニングタイトルでは、英国の田園風景や貴族的な雰囲気を思わせる優雅で軽快なオーケストラ調のメロディを背景に、マナーハウスやロールス・ロイス、ワイングラス、狩猟の道具など、貴族の象徴的なアイテムが登場。(画像は引用目的で使用しています)
「To the Manor Born」のあらすじ
ストーリーは荘園領主だったマートン・フォーブス=ハミルトンの葬儀から始まります。未亡人となったオードリー・フォーブス=ハミルトン(ペネロピ・キース)は悲しむどころか、400年にわたり一族が所有してきたグラントリー・マナーの経営ができることに喜びを感じます。
ちょうどその日、スーパーマーケットチェーン「キャベンディッシュ・フーズ」のオーナーで実業家のリチャード・デ・ヴィア(ピーター・ボウルズ)が、グラントリー・マナーの敷地内にある「オールド・ロッジ」を内見しにロンドンから訪れます。(ロッジとは、田園地帯の大邸宅や広大な敷地内にある小さな建物で、管理人や庭師が住む簡素で機能的な別棟のこと。番小屋。)
リチャードはロッジを見るなり「小さすぎる」と却下、窓から見えたグラントリー・マナーに一目惚れします。彼は不動産業者に無理やり案内させて、勝手にマナーハウスに入ってしまいます。マナーハウスでは葬儀後の立食会が開かれており、オードリーとリチャードは初めて出会います。しかし、オードリーは夫が破産していたこと、マナーハウスが競売にかけられることは避けられないと弁護士から知らされます。そして競売の日、マナーハウスはリチャードによって落札されます。
オードリーがグラントリー・マナーから退去する日。皆に別れを告げたオードリーは、執事のブラビンジャー(ジョン・ラドリング)と愛犬バーディを連れてロールス・ロイスに乗り込みます。しかし、皆が見送る中、彼女たちが到着したのは目と鼻の先にあるロッジ(先日リチャードが内見した)。つまり100メートルほどしか運転していないのです笑。
一方、リチャードも母親(ダフネ・ハード)と共にグラントリー・マナーに越してきます。道中、母はまた引っ越すことに不満を漏らし、なぜかリチャードのことを「ベドリッシュ(Bedrich)」と呼びます。彼女の英語は外国訛り。実はリチャードはチェコスロバキア系ポーランド人だったのです(リチャードの英語はイギリス英語)。でも彼は経営者らしくスーツに身を包み、たたずまいは完全にイギリス紳士。
こうして、オードリーはグラントリー・マナーに住むリチャードの隣人として新たな生活を始めます。彼女の親友マージョリー(アンジェラ・ソーン)は、紳士的なリチャードに一目惚れしますが、オードリーは彼の成金趣味を嫌い「成金の食料雑貨商」と揶揄します。マージョリーはオードリーに仕事をするよう勧めますが、オードリーは「私にはグラントリー・マナーの経営しかできない」と譲りません。
領地管理の経験がないリチャードに、オードリーは田舎での暮らしや伝統、地域の慣習を主張し何かと口を出します。実際のところ、リチャードもたびたび彼女の助けを借りることに。彼はやり手のビジネスマンでありながら紳士的な振る舞いを忘れず、オードリーを上流階級の女性として丁重に扱います。価値観の違いはありますが、次第に互いへの尊敬とほのかな恋愛感情が芽生えていくのです。
オードリーはしばしばロッジから双眼鏡でマナー・ハウスの様子を観察。今でいうストーカーのような行動ですが、彼女自身が上品なので不思議とストーカーには見えません(上品だから良いという問題ではありませんが笑)。

お金のないオードリーはロールス・ロイスを修理できず、プロクター夫人の厩舎の世話をしながら、馬を車代わりに使ったりします。馬を駐車場につないで用事を済ませたところ、駐車違反切符を切られてしまいます。
また、少しでも収入を得るために養蜂を始めますが、ハチクイ科の珍しい鳥や盗掘者が現れる事態に。しかし、鳥の希少性と保護種としての価値から、オールド・ロッジの周辺に見学者が集まるようになり、オードリーの「フォーブス・ハミルトン夫人のハチクイハチミツ」が人気を集めてしまいます。「ハチクイハチミツ」などという名前だけでも便乗しているのに、実はそのハチミツはキャベンディッシュフード商品のラベルを貼り替えただけだということがリチャードにバレてしまいます。
加えて、オードリーが腰を痛めたものの、かかりつけの医師が治療費の滞納を理由に往診を拒否。そのため、オードリーはNHS(国民保健サービス)に行かざるを得なくなるエピソードもあります。
主要なキャスト
オードリー・フォーブス=ハミルトン(ペネロピ・キース)
英国の上流階級出身の未亡人のオードリーは、階級意識が強く、伝統的な貴族の価値観と誇りを持ちます。愛していたマナーハウス(グラントリー・マナー)を手放すことは、優雅で洗練された生活を重視する彼女にとって大きな試練。上流階級がゆえに皮肉や辛辣なコメントをすることがありますが、それがコミカルで魅力でもあります。
引っ越してきたリチャードが地域の従来の伝統やしきたりに無頓着なときは度々口を出します。リチャードが最初の日曜日に教会の礼拝に出席しなかったときには、荘園領主としての義務と責任について説教しますが、その翌週には自分も1時間遅刻してしまいます。
また、見栄を張ってマラガ(Málaga)に旅行の予定があるとパーティで語り、スーツケースをロールス・ロイスに積んで出発するフリをするものの、実際にはカーテンを閉め切ったオールド・ロッジで日焼けマシンを使って過ごしており、リチャードに見つかります。彼女の緑のスーツケースがレトロで可愛いです。

オードリーとマージョリーの旧友ダイアナがオールド・ロッジにしばらく滞在したいと打診してきたときには、ロッジが雨漏りしていたため、グラントリー・マナーで面倒を見るよう面白がって依頼。ダイアナは以前は大柄であまり魅力のない女性でしたが、スリムで美しい別人になっており、リチャードはノリノリ笑。二人は乗馬を楽しんだり、彼が朝の紅茶をダイアナのベッドルームに運んだりするので、オードリーは邪魔します笑。
リチャードがフランスの化粧品会社の女社長に誘われそうになると、彼女をけん制するためにオードリーが妻のふりをします。この役目はマージョリーも候補にあがりましたが、オードリーが適任だと思った視聴者は多かったはずです。
シリーズの最後では、リチャードの会社の取締役会が、リチャードが提案した計画を理由に会社から追い出そうとしていることをオードリーは知ります。オードリーは裕福な叔父に、リチャードと結婚するつもりだと話をでっちあげ、彼の救済策を講じて欲しいと依頼します。
ペネロピ・キースは、「The Good Life(1975~1978)」の主要キャストであるスノッブな隣人、マーゴ・リードベター役でコメディスターとなりました。彼女の見た目も振る舞いも品があるため、貴族や中流階級の役がよく似合います。「Norman Conquests(1977)」にも出演しています。
「To the Manor Born」はラジオ番組が基になっており、脚本担当だったピーター・スペンスはペネロピ・キースを念頭にスクリプト作成していたそうです。人気のシットコム「The Good Life」に出演していたペネロピ・キースは次の出演作を探していました。BBCは、ラジオ番組の「To the Manor Born」そのものとスペンス氏を引き抜き、ペネロピがキャスティングされました。適役とはこのことですね。(スペンス氏は「Not the Nine O’clock News」(ローワン・アトキンソン出演)というコメディ番組に取りかかっていた最中に引き抜かれたそうです)
リチャード・デヴィア(ピーター・ボウルズ)
リチャードは裕福なスーパーマーケットチェーンの経営者で新興の富豪。チェコスロバキア移民の出自を持ち、上流階級の伝統に疎い「成り上がり者」として当初はオードリーから軽視されます。自信に満ち、ビジネス感覚に優れ、現代的な考え方なのでオードリーの伝統主義に対抗することもありますが、たいていは誠実でオードリーをリスペクトすることが多いです。
70年代なので、リチャードがグラントリー・マナーで仕事をするときは、両手に持った受話器で交互に話したり、デスクトップの前バージョンのような端末で作業をします(もちろん黒スクリーンに緑の文字だけの情報)。彼は一度ゲームをしていたこともあり、昔私が遊んだことのある「ポン (Pong)」を思い出しました。
マナーハウスの舞踏会の時期には、オードリーは「毎年恒例だから」と招待状を送り、主催はリチャードだと丸投げ笑。勝手の分からないリチャードはオードリーに主催して欲しいものの、わざとマージョリーに依頼してオードリーをやる気にさせます。
クリスマスには、オードリーが毎年教会に「crib(Nativity Scene(降誕場面))」のディスプレイを提供していたため今年も作っていたのに、レクターはリチャードに新しいものを依頼してしまいます。オードリーとリチャードの間でどちらのディスプレイを採用するか揉めた後、レクターはリチャード案を選択。こんなとき、リチャードはオードリーの気持ちを気遣います。
ピーター・ボウルズは「Rumpole of the Bailey」の弁護士ガスリー・フェザーストーン役でよく知られ、「The Bounder」「Perfect Scoundrels」「The Irish R.M.」などにも出演しています。
マージョリー・フロビッシャー:アンジェラ・ソーン(Angela Thorne)
マージョリー(Marjory Frobisher)はオードリーの親友で、上級階級の女性ですが、素朴で少し天然な性格。オードリーの良き理解者であり、忠実で心優しく、彼女のマナーハウス喪失やリチャード・デヴィアとの対立を支えます(というか巻き込まれることが多い笑)。マージョリーはリチャードをとても気に入っています。
アンジェラ・ソーンは「Three Up, Two Down」で主演を務め、「Anyone for Denis?」ではマーガレット・サッチャー役、「The Good Life」ではレディ・ジョーゼット役で出演しました。
ミセス・ポロウヴィツカ:ダフネ・ハード(Daphne Heard)
ミセス・ポロウヴィツカ(Mrs. Polouvicka)はリチャード・デヴィアの母親。チェコスロバキア出身の移民で、リチャードの成功を支えた強い女性でもあり、伝統的な東欧の価値観を持ち、率直で飾らない性格。息子リチャードの新興富豪としての生活とは対照的に、質朴で現実的な視点を持ちます。
オードリーからは「プー夫人」と呼ばれ、オードリーの貴族的な態度に対して率直でユーモラスな反応を見せます。「チェコスロバキアにはこんな諺が・・・」というお決まりの枕詞のあとに、風変わりなことわざを披露するのです。
プー夫人はオールド・ロッジに誰が住んでいるのかを探るため、砂糖を少し分けてほしいという口実で訪ねてきます。オードリーが快く迎え入れ、紅茶を飲みながら世間話をしているときに、彼女はリチャードがチェコスロバキア出身であることを知ります。秘書が欲しいというリチャードに、プー夫人はオールド・ロッジに住んでいる女性を推薦し、それによりオードリーとリチャードは賭けをすることになります。
ダフネ・ハードは「To the Manor Born」でよく知られ、イギリス人女優でありながら東ヨーロッパ訛りがとても上手。本当にチェコスロバキア出身なのかと思ってしまいます。他には70年代の「Upstairs, Downstairs」にも登場。
ブラビンジャー(執事):ジョン・ラドリング(John Rudling)
ブラビンジャー(Brabinger)はオードリーの忠実な執事。グラントリー・マナーに長年仕えており、伝統的な英国執事、礼儀正しく忠誠心が強く、オードリーに対して深い敬意と献身を持ちます。落ち着いた物腰と控えめなユーモアが特徴。オールド・ロッジでも忠実に仕え、時折彼女の突飛な行動に巻き込まれます。
リチャードがキャベンディッシュフードの商品をマナーハウスで撮影することになり、何をしているのか知りたいオードリーはブラビンジャーを派遣。CM撮影は伝統的な英国のイメージで進められ、ブラビンジャーの英国執事ぶりが目に留まり急遽採用されます。そしてリチャードの知らないうちに、オードリーと彼女のロールスロイスも含めたCM撮影が行われます笑。
ブラビンジャーはシーズン3の最終話では重要な役割を担います(必見です笑)。健康上の理由でシーズン2の冒頭で姿を消し、劇中では「休暇を取っている」と説明されました。彼が戻ってきたときには、多くの視聴者が彼の無事を喜び、安心したといわれています。
2007年のスペシャルでは、ブラビンジャーの写真がオードリーたちの部屋に飾られていました。
レクター(牧師):ジェラルド・シム(Gerald Sim)
レクター(牧師)は典型的な英国の田舎の聖職者で、皮肉屋で少しずる賢いところがあります。オードリーの支配的な態度に辟易し彼女がマナーから去ったことを内心喜んでいるようです。オードリーの階級意識を風刺する脇役として、ユーモラスな弱者像だと思います。
彼はよく聖書の引用をしますが、それがいつも場の空気に合っていません。リチャードの寄付にはとても好意的です。2007年のスペシャルで再登場したときには82歳でした。
ジェラルド・シムは「Keeping Up Appearances」「Gandhi」などに出演。
脚本
主な脚本家はピーター・スペンス。作中に登場するマナーハウスは、当時スペンス氏の義父の家で、スペンス氏は結婚後しばらくそこに住んでいました。貴族階級の生活や当時の封建主義的な地所のあり方について独自の知識を得た経験が、「To the Manor Born」の執筆に役立ったそうです。
撮影地
この美しい邸宅は「Cricket St Thomas, Somerset(クリケット・セント・トーマス、サマセット州)」にあります。現在はホテルとして使われているそうです。
70年代の英国カントリー(トラッド)も楽しめる
70年代のシットコムなので、村の商店に並ぶレトロな商品や道を行き交うクラシックな車など、懐かしい時代の風景が画面を通してよく伝わってきます。度々登場するオードリーの優雅な「ロールス・ロイス20/25 BMG 443」や、マナーハウスの重厚なインテリア(個人的には、リチャード宅にある深緑のチェスターフィールドソファがとても印象的でした)、オールド・ロッジでのオードリーの朝食やディナーの様子など、観ているだけでも楽しめます。

登場人物たちのファッションも見どころです。オードリーはロッジでの質素な生活の中でも気品あるスタイルを保ち続けます。控えめな高級感で、丁寧な身だしなみが素敵です(見習いたい笑)。そしてパーティなど特別な機会には、華やかでゴージャスなドレス姿を披露します。ペネロピ・キースは高身長なのでとても素敵です。
ファッションだけでなく、小物もいくつか素敵なものが登場します。彼女がいつも持っていたハンドバッグや財布、旅行に行くふりをするエピソードでロールス・ロイスに積んだ緑の革の旅行カバンがレトロで印象的でした。
リチャードのファッションは都会的なものが多く、高身長のペネロピ・キースよりもさらに背が高くて素敵です。一方で、地元の田舎紳士に合わせて、英国カントリーやトラッドスタイルを着ている場面も多いです。ツイードのハンティングジャケット(またはノーフォークジャケット)、コーデュロイのパンツ、ワックスジャケット、フラットキャップなど、いわゆる「ジェントルマン・ファーマー」の装いが登場します。個人的にはリチャードやレミントン准将が着ていたハンティングジャケット(またはノーフォークジャケット)の美しさが特に印象に残りました。

25年後の「2007 クリスマススペシャル」
2007年12月25日にBBCで放送されたクリスマス特別番組「To the Manor Born」では、グラントリー・マナーの25年後の様子が描かれました。オリジナルキャストのうち再登場したのはオードリー、リチャード、マージョリー、そしてレクター(牧師)です。久しぶりに顔をそろえた面々がディナーを囲みます。
25年前にはとても素敵な淑女だったオードリー、現在でもその気品はまったく失われておらず上品な老婦人です。親友のマージョリーも想像通りに可愛らしく年を重ねていました(オードリーが甥のアダム(アレクサンダー・アームストロング)にときめく様子は、まるで少女のよう笑)。
リチャードとオードリーは銀婚式を祝うためにお互いにサプライズを用意していました。しかし、オードリーは周辺地域に進出していた「ファーマー・トム」という会社が地元の農園の多くを廃業に追いこんでいることを懸念。そしてその会社の所有者がリチャードであることを知り、「なぜ黙っていたのか」と憤慨して家を飛び出してしまいます。
オードリーが向かった先はやはり「オールド・ロッジ」。そこにはマージョリーが暮らしていました。オードリーは銀婚式の準備をマージョリーに丸投げしたり、マナーハウスの従業員を引き連れてオールド・ロッジを勝手に大掃除させたりして、マージョリーを困惑させます。
オードリーを怒らせるつもりはなかったリチャードは、亡き母プー夫人の墓を訪れ「オードリーを取り戻す」と誓います。25年たってもこんなに愛されていなんて羨ましい限り。
オードリーが現代のシステムと奮闘する様子も見どころ。ファーマー・トムに電話をかけた彼女は、今や当たり前の「自動音声案内」に戸惑い、音声に話しかけたり文句を言ったり笑。また、オードリーとマージョリーは「リサーチのために踊りに行こう」と外出し、二人にとって「踊り」とはマナーハウスでのそれなので「正装」で出かけます。もちろんクラブでは場違いで、その後なぜか警察に連行されてしまいます笑。

視聴方法など
エピソード内には、階級社会や田舎暮らしに関する文化的な言い回しが登場します。ペネロピ・キースは洗練されたフォーマルなトーンで話し、マージョリーとリチャードの英語も聞きやすいです。また、執事のブラビンジャーと臨時で雇われたネッドとの言葉遣いを比較するのも面白いと思います。
おわりに
ペネロピ・キースを念頭にラジオ番組のスクリプトが書かれただけあって「オードリー役はペネロピ・キースにしかできない」と多くのイギリス人が感じていると思います。
グラントリー・マナーも素晴らしいですが、オードリーの住むオールド・ロッジはとても居心地がよさそうです。1~2人住むのに広さやレイアウトは十分だと思います。
リチャードがマナーハウスの書斎にあったアダム暖炉を処分しようとしたため、オードリーは国の遺産を守ることについて説教し、オールド・ロッジのマントルピースが小さいと話します。すると、オールド・ロッジでは、マージョリーとブラビンジャーが壁の中から美しい古いポートランド石造りのイングルヌック暖炉を発見し、オードリーを嬉々とさせます。しかしリチャードが気を利かせたつもりで、オールド・ロッジで見つかった暖炉をアダム暖炉で覆ってしまうというエピソードがあります。次のエピソードでは元に戻っていましたが、昔のものは意匠が凝っていて、現代のものよりも表情があって面白いと感じます。
「To the Manor Born」には、若い頃の可愛いセリア・イムリーが2回ゲスト出演しています。





